水車

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近所の水車が、力強く回っていた。この水車小屋では、蕎麦を挽くそうだ。単調な回転のたびに生じる軋むような音は、流水に逆らっているいる音なのか、物悲しく聞こえる。だが、小さな小川から引き込まれた流水は、大きく重い水車を軽々と回転させ、小屋の中の大きな臼に動力を伝えるのである。水の力の強さを改めて思い知らされる。ザザー、ザザーと落ちるしぶきを眺めていると、人間まで元気にさせてくれるようだ。水車の水しぶきは、五月の明るい光りまでも断ち切り、飛び散らしていた。
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by arajin01 | 2009-05-27 20:35 | Comments(0)


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