『夏草や踏み分け咳く馬上かな』
草の伸びる速度は旺盛なもので、近所では草刈機のエンジン音が絶え間ない。私は時折乗馬を楽しむが、林間のコースは夏草が生い茂っている。少々生い茂った山道も、馬は苦もなく歩いてくれる。私の運動不足は、馬に乗っていても肩で息をする始末で恥ずかしい。さらに鼻がむず痒くなり、咳く始末だ。あまり大きく咳き込むと、馬を驚かせるので小さく咳くが、同行者たちに笑われてしまう。この頃、花粉にも草の香りにも噎せるようになってしまったようだ。歳のせいだろうかと危惧するのである。
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