草の絮

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『草の絮旅立つ風を待ちにけり』
土手の草の穂もすっかり絮(わた)になった。草の穂の綿毛を絮と言い、秋の季語だ。柳の綿毛は柳絮(りゅうじょ)といい春の季語になる。草の絮は、陽射しに輝き、風に乗って旅立とうとしている。今にもこぼれそうで、儚さを感じさせる。鳥にしても草の絮にしても、風まかせに何処へでも飛んでいける身が羨ましい。人間の暮らしは、窮屈だ。ときおり、風来坊になってみたくもある。とはいえ、独身の身であっても、ふらふらと何処へでも飛んでいくことはできないだろう。ふうてんの寅さんだって、遊行僧だって自由の身ではなかったはずだ。愛と自尊心を棄て、孤独と餓えに耐えられれば自由の身になれるのだろう。だが、憧れだけに止めておいたほうが無難なのだろう。と、センチになってしまった。
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by arajin01 | 2011-10-19 22:19 | Trackback | Comments(0)
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