<   2008年 02月 ( 29 )   > この月の画像一覧

実南天

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庭先に南天の一枝は、見慣れた光景だが、最近のガーデニングブームの中では植える人も少ないようだ。実南天を話題にしたとき、喉薬である「南天のど飴」と、この実が結びつかない若者が多いことにおどろいた。祝い事のある日に赤飯を炊くと、南天の三葉が必ず添えられていたものだ。南天と万両の赤い実は、心に焼き付けられる季節の色である。
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by arajin01 | 2008-02-29 21:40 | Comments(0)

樅葉も涙

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立春雨水も過ぎたと言うのに、まだまだ寒い。この数日の寒気は一塩である。木々に着雪した雪は、重い春の雪だ。松葉も樅葉も、重さに耐えて涙を流しているようにも見えてしまった。
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by arajin01 | 2008-02-28 21:03 | Comments(2)

靴跡

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夜来の雨は、シャーベットになり路面凍結がすさまじかった。通勤にいそぐ人が、何人もが滑っていた。建物の入口にたどり着き気が緩むのか、ドアの付近で滑る。足跡を付けた側から凍っていく。今朝ほど、路面の恐ろしさを感じたことはない。寒暖計を見るのを忘れたが、マイナス10度はあるだろうか。帰りに木々を見上げると、モミの葉の間から日中融けた雫が10センチほどの氷柱になり沢山下がっていた。
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by arajin01 | 2008-02-27 20:06 | Comments(0)

終列車

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久しぶりの残業になった。ホームには雪が積もり、体の芯までが冷えてくる。列車の灯が、温もりを運んでくるようで待ち遠しくなった。
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by arajin01 | 2008-02-26 22:23 | Comments(0)

猫の恋

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春が近づくにつれ、猫たちも恋の季節に入った。恋の季節の猫は、相手を求め食べることも忘れ歩き回る。夜中に、数匹で物狂おしく鳴く声を聞くと切なくなる。庭先には猫の足跡が無数に付いていた。朝日の陰影で、くぼんだ足跡がレリーフのように浮き上がって、梅鉢紋様を描いていた。
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by arajin01 | 2008-02-25 20:37 | Comments(0)

春一番

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ニュースをつけると、東京は強風が吹き荒れ春一番と伝えていた。我が家の周辺も風が強い。昨日まで有った庭先の雪も融けている。冷たい風だが、やはり春一番なのだろう。散歩に出ると小川の岸辺に張り付いていた氷も、ぽたぽたと融け流れも増えていた。
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by arajin01 | 2008-02-24 17:58 | Comments(0)

裸木

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東京ビックサイトの中庭の広々とした空間には、人は行きかい、ロックのコンサートのイベントが開かれていた。無機質な建築物に、木々を植え、自然石のアブジェを配しているものの、温もりはない。いつも虚飾の嘘ら寂しい気分に包まれ、早々と通り過ぎてしまう。かってこの土地に存在した、大田道灌像や岡本太郎の壁画は何処へ行ってしまったのだろうか。
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by arajin01 | 2008-02-23 16:05 | Comments(0)

東京

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一ヶ月ぶりに東京に出かけた。138回芥川賞直木賞の授賞式だ。会場の窓から見た皇居は美しい。天皇のおわす森には何度も散策したが、喧騒の中心に深い森があることが安らぐことだ。寒村に住む我には、暖かく春の首都だった。
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by arajin01 | 2008-02-22 00:15 | Comments(0)

通い猫

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一日二回、野外猫が巡回するように庭先にやってくる。それを待つかのごとく、カイ(甲斐)は窓辺のテーブルに座っている。何を考えているのだろうか。声を掛けると、振り返るもののすぐ外を眺めてしまう。退屈もせず小一時間座り続けている忍耐力に感心する。ときどき、葉を舐めては、花を齧る。野外猫の姿を認めると、自分の定席に戻り、眠りに入る。時には「我輩も猫になりたや」と羨むのである。
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by arajin01 | 2008-02-21 21:51 | Comments(2)

冬の光

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春の温もりが近づいて来たような日だった。だが、融けた雪は、軒下に一メートルもの長い氷柱を何本もさげた。春の兆しを伴った光の束は、氷の中で屈折して煌めいている。光の妖精たちが閉じ込められ、もがいているような息遣いを感じさせていた。
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by arajin01 | 2008-02-20 20:50 | Comments(0)