<   2009年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧

苗代田

e0099713_20463141.jpg
糸桜が咲き終わったこの時期、農家は田を起こし水を引き込む。山桜が咲く時期は、どの田圃も代掻きに忙しい。勤め人をしながら農業をしている人が多く、休日はトラックターの運転に忙しい。山や森を水田に映した風景を見ていると、つくづくニッポンの景色だとたたずんでしまう。貯水池のような風景も、稲が植えられる田植えまでの景色である。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-30 20:56 | Comments(0)

山桜

e0099713_2173654.jpg
一日中森の中を逍遥していた。芽吹きの新緑と山桜に誘われた。渓を挟んで咲く山桜が気になると、対岸の森へと分け入ってしまう。あの峰この峰と歩いてしまった。山桜は、芽吹きが先にはじまるが、葉と花のころあいがいい。「ころあい」とは、「こころ交わす」と同じで仲が良いとか気が合うことをいう。葉と花が艶やかで賑やかな山桜は、ころあいのいい桜なのである。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-29 21:08 | Comments(2)

鶺鴒

e0099713_2021842.jpg
駅前広場を白鶺鴒(ハクセキレイ)が走り歩く。カメラのディスプレイを見ながら姿を追うが、止まる気配がない。改札口から出てきた少女は、しばし立ち止まった。彼女の周辺を遠巻きに走りまわる。私は撮るのを諦めて、目視で追った。今時、うかつにレンズを向けると痴漢呼ばわれかねない。彼女もハクセキレイに興味をもってしまった。腰を落とすと、手の平を伸ばす。犬猫ではあるまいに、手を伸ばしても寄ってはこない。だが、ぎりぎりの位置までは走り寄る。撮影対象としては素敵な画面だ。しかし私の倫理は、シャッターを押せなかった。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-28 20:02 | Comments(0)

晩霜

e0099713_20133538.jpg
昨夜は霜注意報が出ていた。部屋の植木鉢を全て外に出したばかりで、冷や冷やとして朝を迎えたのだが、被害がなくて溜息が出た。山々の中腹は、薄っすらと雪に覆われていた。風も冷たく、近所の生垣の上では雀が日向ぼっこをしていた。5月の連休明けまでは、油断が出来ないのである。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-27 20:14 | Comments(0)

靉靆

e0099713_17175213.jpg
難しい漢字を紹介する「靉靆」(あいたい)とは、雲の盛んなさまを言う。今日の空は、昨日と打って変わって晴天だが、風強く雲の流れも激しい。富士山も頭半分雲の中に隠していたと思うと、雲を首輪のように巻いていたりする。夕方になるとベレー帽をかぶったようにと、流れる雲に変幻し翻弄されているようだった。雲がたなびくさまには「靉靉」(あいあい)もある。こちらは、樹木が隙間なく繁る、意味もある。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-26 17:17 | Comments(0)

彼方へ

e0099713_19503599.jpg
風雨激しく霧に閉ざされて、春の嵐よ。視界百メートルの乳白色の世界も悪くない。半日の勤務を終え、しばし乳色の海で追憶と妄想に浸った。直線道路は空中へと溶け込み、谷間に掛かる鉄路も無限の底に沈み行く。遠い記憶も忘却の彼方へと融けていってしまった。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-25 19:49 | Comments(0)

燕戻る

e0099713_1924815.jpg
数日前から風を切る燕を見た。駅前の民家の軒下に燕が飛び込んだ。そこには、去年の巣が数個並んでいた。生れた実家を見分けることが出来たのだろうか。しばらく首をかしげて巣を眺めている燕が、三羽いた。一昨日は、蛙の初鳴きを聞いた。いよいよ、初夏到来である。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-24 19:22 | Comments(0)

芽吹き

e0099713_1955562.jpg
草木の旺盛な芽吹きが始まった。どの芽も初々しさで、翠りも眩しく爽やかな香りを放っている。シナノキの芽吹きを見上げていたら、山鳩が求愛の最中だった。見とれている私の首筋を、爽やかな風が通り過ぎ去った。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-23 19:55 | Comments(0)

花莚

e0099713_21145437.jpg
昨日の雨で、すっかり花が散った。路上には花びらが敷き詰められていた。これを「花莚(はなむしろ)」と形容する。路上は、かすかな甘さが漂う。蟻たちは花の香りに幻惑されるのか、方向定まらずよろめいていた。私も朝から風邪気味で、千鳥足になっていた。出勤とともに、診察を受け十二時に早退させてもらった。こうした時、病院が職場なのはありがたいことだ。そうして、桜の季節も終ったのである。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-22 21:18 | Comments(0)

飛花

e0099713_20121468.jpg
今日は朝から雨だった。午後からは百メートル先も見えぬほどの霧が夕方まで続いた。と、そこで昨日撮った写真を使う。木の下に立つと、蜂の羽音が幾重にも重なって聞こえる。桜も満開を過ぎ、飛花の舞を見せていた。地上に降りた風は、積もった花びらを巻き込み、渦巻いて風の尻尾を見せていた。
[PR]
by arajin01 | 2009-04-21 20:11 | Comments(0)