<   2009年 10月 ( 31 )   > この月の画像一覧

行く秋

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31日、秋も終わりだ。近所の庭先にハマギクが盛りだった。この種の自生地は千葉県など暖かい海岸で11月まで咲く。高地の花壇に、これだけ株を作るのは珍しい。日当たりが良く、北風が当たらないからだろう。花のなくなる季節に、昆虫たちにとってはオアシスのようなものだ。キイロスズメバチはよろよろととまり、キタテハは集団で飛来していた。何種類もの昆虫たちが、意に介せず夢中になっている様は花粉酒場のようであった。今日は、里芋を掘り上げたが思いのほか良い出来だった。早速食卓にのって、満足な秋の別れの夕餉だった。
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by arajin01 | 2009-10-31 21:57 | Comments(0)

十三夜

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退社時間もすっかり真っ暗になった。足元の明るさに、見上げると月が美しかった。そういえば十三夜だと思い出した。十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものともされている。これは十五夜だけでは、「片月見」といって嫌われていたからである。十五夜はサトイモを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれているが、十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれている。これは栗や豆を供えるからだ。しかし、実際の収穫は逆のような気がする。私は明日、里芋を掘ろうと計画している。十五夜は雨や曇りが多いが、十三夜の夜は晴れることが多いので、「十三夜に曇り無し」という言葉もある。 宵の明星も輝いていた。
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by arajin01 | 2009-10-30 19:49 | Comments(2)

急ぐ秋

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わが家の窓から南アルプスの落葉松の山肌を眺めていると、木々の色づきが早いのを感じる。一気に紅葉が降りてきた。二週前は、紅葉を待ち焦がれていたのに、過ぎ急ぐ秋に名残さえ感じている。何とも身勝手な己か。季節の移ろうままに、受け入れて眺めなくてはと反省してしまった。
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by arajin01 | 2009-10-29 20:28 | Comments(0)

老館

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私が館長を務める療養所資料館は、築八三年がたち老朽化が激しい。そして、病院の近代化構想の中、敷地の中心に位置するため、移動を余儀なくされた。三年後の春には移築のため解体されることになった。中庭には、絶滅機種であるハナノキの大木がある。推定だが、本館建築時に植えられたものらしい。今後、移築と修復の段取りを思考しなくてはならないが、老館に寄り添うハナノキの紅葉もあと二回しか迎えることが出来ない。少々、感傷的にハナノキを見上げてしまった。
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by arajin01 | 2009-10-28 19:56 | Comments(0)

苅田

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稲刈りの終った田圃は、広大さを感じさせる。その上を流れる風は、間近に迫った冬の気配も運んでくる。収穫の終わりと人生を重ねると、いくばくかの寂寥感をも感じてしまう気分になってしまうのである。
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by arajin01 | 2009-10-27 19:17 | Comments(0)

猫破る

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サンルームとの境の障子は、いつも同じ箇所が猫に破られる。張り替えようと桟に添って剥がすと、庭のブルーベリーの紅葉した葉がトリミングされて見えた。切り取られた紅葉は、額縁に入った絵のようで、障子を貼るのをやめてしまった。
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by arajin01 | 2009-10-26 21:12 | Comments(3)

秋熟れし

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ムクドリやヒヨドリが飛来してくるが、私が居るのでお目当てのものに近づけないでいる。離れた枝に止まっては、首をひねり眼をクリクリと回して私の姿を窺っている。彼らのお目当ては、庭の真っ赤に熟したオオマムシグサだ。乾したシーツに身体を隠すと、実の上に止まりひとつぶづつ、つつーと飲み込む。シャッターを押そうとすると慌てて飛び立つ。数回の遣り取りの後、私は写真を撮るのを諦めた。里は秋熟の時を迎えている。
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by arajin01 | 2009-10-25 18:00 | Comments(0)

山装ふ

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これまで緑一色だった森の縁も様々な色に染まりだした。木々の種類によって紅葉の変化も違い、樹の種類の違いも見分けやすいものだ。紅葉の森は、樹の名前を覚えるには最適に時期でもある。写真の中の樹の種類もざっと見ても10種はある。早霜がくればもっと色づき、数週間の楽しみでもある。
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by arajin01 | 2009-10-24 17:57 | Comments(0)

秋日和

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いつも眺める赤岳と阿弥陀嶽は、毎日色装いが濃くなり裾へ降りてくる。八ケ岳は、渓谷以外は黄変の紅葉だ。寒さが身に染みる頃になると、錆び色に染まってくる。毎日変わる紅葉の変化は、季節の移ろいを明確に見せ、澄んだ空気は阿弥陀岳中央壁の岩肌まで、明確に見せてくれるのである。
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by arajin01 | 2009-10-23 16:24 | Comments(0)

秋の雲

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眺める山肌は、黄色のグラディションが裾に向かっている。紅葉がじょじょに麓へと降りているのだ。眼を上げると、雲も秋の雲になっていた。私の眼は、秋に染まっている。
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by arajin01 | 2009-10-22 22:19 | Comments(0)