<   2010年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

鴉の巣作り

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三十一日、退職者たちの送別式が行われた。定年で去る人と他の病院や介護施設へ転職する人と、それぞれの道を歩む日になった。結婚で新しく巣作りをする人もいた。庭に立つと、鴉も巣作りに忙しく、小枝を咥えては何度も飛来していた。今日は年度末でもあり、当院も一年の最後にとあわただしい一日になったのである。
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by arajin01 | 2010-03-31 19:19 | Comments(0)

春空

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女心と秋の空というが、春の方がうつろいやすいと僕は思う。一昨日の曇天は何だったのだろう。昨日の雪は何だったのか。雲ひとつなく晴れるのなら、二日前に晴れてくれれば、桜の下でいい気分になったものだろうに。うつろいやすい春の空に、思わず吐息と溜息を漏らしてしまう。眺める甲斐駒ケ岳の山頂からも、大きな吐息が上っていた。
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by arajin01 | 2010-03-30 19:57 | Comments(2)

仲春

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目覚めると雪景色になっていた。日めくり暦も三月は終わりになろうとしているのに春は遠い。昨日の東京の桜は夢のまた夢のようだ。空模様も猫の眼のように替り、吹雪いたと思うと太陽が覗き、また吹雪いた。車のフロントガラスは積雪が凍り、掻ききれない。路面は凍結し、タイヤを滑らせ数メートル滑った。スタットレスも効果がない。のろのろと帰宅すると満月が輝くのであった。私の住む土地は、まだまだ雪の中なのである。
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by arajin01 | 2010-03-29 21:43 | Comments(0)

椿

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東京へ一泊した私は、練馬の老人保健施設を訪ねた。通称、老健といわれ、自宅で看られない老人たちが暮らす施設である。5歳年上の先輩は、私が東京で出逢った唯一の兄と慕える人である。数年前、脳梗塞で倒れて以来、リハビリとともに施設で暮らしている。華やかな人生を送った彼は、家族と伴侶には恵まれなかった。だが、晩年結婚した途端に倒れてしまった。彼女の手に余る介護に、施設で暮らすことになったのである。車椅子に乗る彼の先は、黄昏を迎えている。施設の庭に咲く椿は、艶やかさとともに、椿落する間際を見せていた。「また、来るね」と手を振ると、不自由な手をあげた。
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by arajin01 | 2010-03-28 21:27 | Comments(0)

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3月27日、突然旅立ってしまった友を偲ぶ会が青山斎場であった。彼がふるさとから作家として上京した年から、毎年ふるさとの出身の編集者や作家らの友人たちと花見会を開いた。幹事の私は、私の事務所のあった九段界隈を会場にしていた。その花見の会は重ねること20回に及び、私が八ケ岳に移住するまで続いていた。今年、彼は桜を愛でることなく彼岸へと逝ってしまった。偲ぶ会の開かれた青山は、桜が美しかった。私は、桜の樹の下で、彼との想い出を噛締めていたが、際限なく去来するのだった。ホテルの窓から見下ろす道路も桜が見事だった。ウイスキーを一本開けても寝付かれなかった。
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by arajin01 | 2010-03-27 23:59 | Comments(0)

淡雪

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昨夜の雪も、朝日とともに溶け出している。だが、道端の水仙は頭を下げ凍て付いていた。寒さに震えているかのようだ。がんばれ負けるなと声をかけたくなる。寒山の遅い春はもうすぐだ。淡雪も、あと数回はあるだろう。こんな寒さには負けてはいられない。僕の胸中は、熱くたぎるのである。
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by arajin01 | 2010-03-26 22:36 | Comments(0)

淡雪

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朝から氷雨が降り寒い一日だった。ようやく開いた梅花も、濡れすぼり花弁を閉じている。寒気への悲鳴が聞こえるようだ。雨は夕方になると雪になった。もう、5センチは積もっただろうか。
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by arajin01 | 2010-03-25 20:44 | Comments(0)

春の霙

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「春に三日の晴れ間なし」というが、よく天気が変わるものだ。うららかな晴れの翌日には、風交じりの雨や雪が舞う。コロコロと移り気な空模様に「春は魔法使い」という人もいるが、人を食ったように持て遊ぶ天気は、悪戯のし放題と言ってもいいだろう。卒業の旅立ちの季節、せめて晴れの日に送り出したいものだ。戯れにも程があると怒りたいのである。今朝から雨が降っていたと思うと、数時間置きに雪が舞った。霙(みぞれ)は冬の季語だが、春のこのような雨交じりの雪には春の霙として使うそうだ。冬に戻ったような気温で、朝から足の古傷が痛む。仕事もはかどらず、早々と帰宅してしまった。
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by arajin01 | 2010-03-24 20:03 | Comments(0)

蕗の薹

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数日前から、ぽつぽつと蕗の薹が顔を出していた。まだ小さく、もう少しと待っていたが我慢できなく摘み取った。刻んでうどんに散らすと、春の香りが発ち昇った。僕の背骨がしゃんと伸びていた。昨日の、昼のことである。
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by arajin01 | 2010-03-23 20:13 | Comments(0)

クロッカス

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昨日の強風もおさまり穏やかな休日になった。庭木の根方のクロッカスも真っ白い欠伸をしていた。僕も眠気を催し、欠伸ヲ繰り返してしまった。
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by arajin01 | 2010-03-22 17:52 | Comments(0)