<   2010年 10月 ( 31 )   > この月の画像一覧

秋終る

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『峪と峰白雲覆い秋終る』
十月も今日で終わりだ。来週の立冬を迎えて冬になるのだが、気分的には今日で秋が終わりだ。台風が運んで来た真っ白い雲は、峰々を閉ざし、峪を塞いでいる。窓からの視界は、白い世界だ。一日、読書とDVDでのんびり過ごしたのだが、夕方になり写真を撮っていないことに気づいた。自宅前の路上は、雨に濡れた枯葉の押し葉模様が広がっていた。

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by arajin01 | 2010-10-31 17:53 | Trackback | Comments(0)

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『鉄錆た扉の先は迷路かな』
毎朝乗る駅のホームの乗客の行き交う通路に、鉄の扉がある。靴に踏みつけられ、風雨にさらされ赤錆が浮く。鍵穴を見るたびに、秘密の入り口のような気分にさせられる。差し詰め、ハリーポッターが魔法学校へ旅立った10.5番線ホームのように……。否、青い鳥を探す駅だから、扉の奥には幸せの青い鳥が住んでいるのかもしれない。それとも、地獄への迷路が走っているのだろうか……。妄想は果てしない。

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今週は下り坂を転がっている。可笑しくもあり愉快でもある。皆様に感謝
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by arajin01 | 2010-10-30 16:24 | Trackback | Comments(0)

秋霖

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『秋霖が台風寒気を引き連れて』
この数日の空模様は、よろしくない。昨日など将に秋霖で、陰気な気分にさせられた。今日の夕焼けは素晴らしかったようだ。気がついて窓から身を乗り出したら、クライマックスを過ぎたところだった。写真に撮るのを諦めた。雲の模様から想像すると、絵になる雲だった。惜しかったなぁ。明日は台風がかすりそうだが、夕焼けが出たという事は、晴れそうで楽しみなところだ。

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by arajin01 | 2010-10-29 20:50 | Trackback | Comments(0)

敗荷

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『晩年を重ねて笑う敗荷に』
近所の蓮田は、どこも枯れて破れて項を垂れている。この破れた蓮を敗荷(やれはす)という。暮れの気温に近づいた寒気に、ダウンと毛糸のキャップで完全武装した。だが、景色を己の歳に重ねると、寒々しくなってしまった。もう、笑うしかない。ケ・セラ・セラ……。

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by arajin01 | 2010-10-28 19:16 | Trackback | Comments(2)

赤まんま

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『君と寝る褥にしようか赤まんま』
稲刈りの済んだ田圃の畦は、犬蓼の桃色が引き立っている。マメに草刈をしていた土手ほど、犬蓼が生い茂っている。短い茎葉は地面を覆い隠し、桃色の花が伸びて絨毯のようでもある。桃色の褥(しとね)に手足を伸ばして……と、日向ぼっこで妄想に耽ったが、風がちっとばかし冷たかった。
諏訪のホテルで仕事がらみの食事をすると、最終電車になった。昼間の写真を取り込み、作句すると日にちが変ってしまった。

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by arajin01 | 2010-10-27 23:59 | Trackback | Comments(0)

秋惜しむ

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『秋惜しむ築八十有余の窓辺にて』
今日は木枯らし一番と云いたくなる程の冷風が吹いた。リョウブの紅葉も風に煽られ揉みくちゃだ。二階の窓辺に立つと、隙間風が硝子を鳴らし、背広の中に忍び込んでくる。階下から線香の匂いも漂う。気の滅入る日だ。帰り道、唄を口ずさんでいた。~枯葉散る夕暮れは……~愛をささやく~こいびとーよ~。

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by arajin01 | 2010-10-26 19:47 | Trackback | Comments(2)

蜂雀(ほうじゃく)

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『蜂雀や空中停止秋急ぐ』
いつもカメラを向けると飛び去られてしまう。夕方、日が落ちるとともに、飛来したので駄目元とカメラを向けた。10枚ほどの内、2カットが何とか捉えられた。だが、翅までは撮影できなかった。ハチドリのように空中に停止しながら蜜を吸う蛾の仲間で、蜂雀(ほうじゃく)というが、おおくのスズメガの仲間は夜行性だ。これは昼行性のスズメガで、「ホシホウジャク」という。今度はシャッター速度を上げ、停った翅を撮影したいものである。

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by arajin01 | 2010-10-25 21:46 | Trackback | Comments(0)

穭生え

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『穭生えなびく秋風ひえびえと』
穭(ひつじ)生えとは、稲を刈り取った後に、切り株に生えるひこばえをいう。ひつじと言う意味は知らない。知る人は教えてほしい。切り株から萌え出た若緑が鮮やかなだけ、もの寂しさを感じるものだ。刈田を渡る風が冷たいだけに、なおさら寂寥感に包まれてしまった。
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by arajin01 | 2010-10-24 18:01 | Trackback | Comments(0)

素風

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『山肌の彩色抑える素風かな』
秋風は白く吹き、景色をぼかす。その白い風を素風という。午後のひととき、墓地公園の山から八ケ岳を眺めた。山肌を染める落葉松の黄葉は、素風に透かされのんびりとした景色で気分がよかった。

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by arajin01 | 2010-10-23 19:21 | Trackback | Comments(1)

そぞろ寒

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『そぞろ寒今生別離ちろろ虫』
肌寒さも徐々に、そぞろ歩きの如くゆっくりとやってきた。仕事中も扉を開けていると、膝が冷たい。大正十五年築の木造の建物は、隙間風も入る。その隙間から蟋蟀(こおろぎ)の啼きつかれて掠れた声が聞こえてきた。表に回ると、土台の縁で、足が千切れた蟋蟀がチロチロチロと翅を鳴らしていた。ちろろ虫、今生別れの鳴き収めであった。

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by arajin01 | 2010-10-22 19:37 | Trackback | Comments(0)