<   2011年 05月 ( 31 )   > この月の画像一覧

万緑

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『万緑や息止めて観る独坐不二』
玄関を出た途端、息を呑んでしまった。梅雨の晴れ間に、富士山が見事なコントラストをつけていた。緑濃い山の上に座っている。まさに独坐である。しばらく見とれていると、気持ちも澄んでいた。気分よく出勤したのである。が、宮使いというものは、何と乱されるものよ。朝が心地好かった分、何とも不快な一日になってしまった。帰宅後、盆栽相手に心鎮めたのである。
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by arajin01 | 2011-05-31 19:43 | Trackback | Comments(0)

梅雨

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『早き梅雨早き台風受け流し』
台風は高知沖で熱帯低気圧に変ったが、雨と風は凄まじかった。それにしても早い梅雨入りも早い台風の到来も、転変地変の兆しだろうか不穏で不気味だ。昼過ぎ、空飛ぶ雲の早さは、梅雨の合間といっていいだろうが、青空を覗かせてくれた。道端のハルジオンは強風にも耐え、すっくっと淡いピンクの花を空に向けていた。私も背伸びをして空を仰いだが、穏やかな夏の気象の到来を祈ったところである。
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by arajin01 | 2011-05-30 20:05 | Trackback | Comments(0)

浮葉

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『雨受けて水黽休む浮き葉かな』
朝からテレビのテロップは、豪雨注意報が流されていた。近くの蓮池に行くと、水面は雨の波紋が輪を幾重にも描いている。水黽(あめんぼう)は、出番がないよと、浮き葉の上で休んでいた。私も、そそくさと帰るとテレビの前に横になった。
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by arajin01 | 2011-05-29 15:53 | Trackback | Comments(0)

梅雨入り

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『梅雨に入る子雀ねだる尻振りて』
朝から庭の餌籠に、雀の家族が飛来している。屋根付きの給餌台は大雪でつぶれてしまい、籠を木の叉に挟んで代用している。雨で青虫が捕れないのか、穀類を噛んでは口移しに食べさせている。その瞬間は撮影できていないが、餌をねだる時は尻ぽをブルブルと振るわせる。早い梅雨入りに親子ともどもずぶぬれだが、何とも愛らしくて微笑ましくてシャッターチャンスを逃してしまう。そのうち撮れるでしょう。その前に、屋根付きの給餌台を作ってやらなければと思うのである。
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by arajin01 | 2011-05-28 20:05 | Trackback | Comments(0)

菖蒲

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『雨匂う菖蒲の池か蓮池か』
数日雨の匂いに満たされている。明後日までは、日本列島のほとんどが雨に包まれるという。近くの蓮池は、菖蒲の花に縁取られ、菖蒲池の様相だ。池からも雨の匂いが立ち上る。今日、梅雨入りが宣言されたが、観測史上十七日も早い梅雨入りだという。女どもよ、私はしばらく雨も滴る男になってやろうか。
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by arajin01 | 2011-05-27 21:11 | Trackback | Comments(0)

花空木

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『夕暮れや情に淫する花空木』
夕暮れは人恋しくなる時間のようだ。庭の花空木は、昼の光りを溜め込んだのか薄灯りを放っている。何とも艶かしい風情で咲く。斑入りの葉に、淡い薄桃色の花が錦に交じる。この花を見ているとますます人恋しくなってしまう。子どもの頃、空木は毒を持っているから、枝や花を口で咥えたりなめてはいけないと、母に何度も言われていた。幹や枝の中がうつろなので、空木という名があるそうだ。だが、毒を持つ木には、反面なんとも怪しさを含む。昼と夜の境目。闇が太陽を呑み込むその一瞬、人界と魔の間の蓋が開き、物の怪が忍び出ると信じられている。 魔物が人の世の闇を蹂躙し始める瞬間が「逢魔が刻」。そんな人々の暗い情念と迷信が生んだ忌み語であるが、空木にはそんな迷いを持たせる作用があるやも知れない。
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by arajin01 | 2011-05-26 20:20 | Trackback | Comments(0)

新緑

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『新緑や纏わり絡む藪の藤』
周囲の渓は、藤の花が満開だ。沢筋は何処も手入れがされず、藤の蔓が纏わり絡んでいるが、この時期だけは山藤が綺麗だ。藤の季語は四月だが、季節のずれは致し方ない。車を停めてしばらく花見をしていると、雉が突然飛び出してきて、私に気づくと慌てて藪に逃げ込んだ。
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by arajin01 | 2011-05-25 21:12 | Trackback | Comments(0)

栃の花

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『軒下に頭つかえし栃の花』
雨は夜中じゅう降り続き、朝は土砂振りで迎えた。10時ごろ小降りになり峰々が顔を出すと、真っ白ではないか。標高二千メートル以上は雪であった。どうりで冬に戻ったような寒気だった。この時期の降雪はチョット珍しい。山腹のあちらこちらに白い花をつけた木が見えるが、栃の花である。土地の人にとって珍しい花ではない。わが家の軒下に咲く栃の花はピンク色なのだが、通行人は誰もが何の花ですかと問う。栃の花と答えると、誰しも驚く。見慣れた栃の花は白いからである。と、言ってもこれは西洋マロニエで、栃の木の仲間である。直径70センチの鉢で育つ。それでも、先端の花は軒下に届く。今年は剪定をし、少し摘めなければならない。わが家にきて10数年になる、自慢のシンボルツリーなのである。
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by arajin01 | 2011-05-24 21:03 | Trackback | Comments(0)

薔薇

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『薔薇濡れて雨の遊女を思いおり』
近所の薔薇は、日当たりがいいのか満開に垣根を飾っていた。五月雨に濡れた風情もいい。遠い昔の遊女を思い起こさせるような景色に、しばし蝙蝠を差して佇んでしまった。
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by arajin01 | 2011-05-23 21:10 | Trackback | Comments(0)

石楠花

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『仄暗き庭を灯すや石楠花よ』
今年は、どの花も花付きが良くて幸せな気分になった。狭庭は、しばし濃艶な華やかさに色どられている。庭椅子で過ごす時間も多くなる。遠望する山肌は万緑に包まれ、眼にも優しい。あれほど寒気に愚痴っていた日々を振り返ると、巡り来る季節のうつろいは確実なのであると妙に納得してしまう。野鳥たちの囀りも澄み渡って賑やかにとどく。満ち足りた休日なのであった。
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by arajin01 | 2011-05-22 18:54 | Trackback | Comments(0)