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蕎麦の花

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『蕎麦の花狐化かすぞ夜伽哉』
不思議な記憶なのだが、蕎麦の花を見るたびに子供の頃の記憶が蘇る。母の布団に寝ていたのだから小学校に上がる前のことだと思う。「裏に蕎麦畑があるべ。在る夜、酔っぱらいが帰ってきたんだと。そしたら、あそこが水が流れて川になっていたんだと。その酔っぱらいは、その川を渡んなきゃ、家に帰れねえ。ズボンを脱いで、首に結いて渡ったんだとさ。渡れど渡れど向川岸につかねえ。とうとう朝になって、酔いが覚めたら、蕎麦の花が咲く畑の真ん中に立っていたんだと。蕎麦畑は、酔っぱらいの踏み跡で、みんなグチュグチャになぎ倒されていて、それを見つけたお百姓さんは、怒って竹棒で死ぬぼと叩きつけたんだとさ。」確かに我が家の裏には、その頃蕎麦畑があった。それだけに実感が伴っていて、怖かったとともに母の語り口が面白かった記憶があった。現在の我が家の周囲は、夜になると狐が徘徊し、蕎麦の花が盛りである。

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by arajin01 | 2013-08-30 23:59 | Trackback | Comments(0)

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『虫の窓覗く景色は異界の秋』
キャベツ畑では、ヒメアカホシテントウムシがせっせと窓を開けていた。こごんで覗くと、見上げた空とは違った秋空が広がっていた。

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by arajin01 | 2013-08-29 22:40 | Trackback | Comments(0)

杜鵑草

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『秋空に一列行進杜鵑草』
杜鵑草が咲くと秋を実感する。今日は、空も秋空だった。長く伸びた茎に、花が一列に咲き、早くも種さえ実らせていた。花を眺めながら、少しセンチになった私でした。

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by arajin01 | 2013-08-28 22:45 | Trackback | Comments(0)

残暑

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『入道が立ち上がるや残暑哉』
昨日とはうって変わって青空が広がった。南アルプスの上には、積乱雲が湧き出した。と、思ったら。甲斐駒ケ岳の上に入道が現れた。目を剥いて、六法を踏むような入道に楽しくなってしまった。それにしても、真夏に戻ったような暑さであった。

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by arajin01 | 2013-08-27 23:25 | Trackback | Comments(0)

秋めく

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『慈雨つづき秋めく気配吾れ嬉し』
カラカラだった菜園もようやく息を吹き返したが、すでに遅かった。茄子も胡瓜も枯れてしまった。プランタンで育てているトマトだけが勢いを増してくれた。一昨日から夜は寒いほどで、今日はスーツを着て出かけてちょうど良かった。天気予報では明日から暑くなるようだが、すでに里では秋めいている。心地好い季節の到来を喜んでいる。

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by arajin01 | 2013-08-26 22:03 | Trackback | Comments(0)

青北風

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『青北風(あおぎた)に揺られゆらゆら尻拭い』
青北風とは、八月末に風の向きが南風から北風に変化することを指す季語である。今日辺りから風向きが変わったようで、肌寒く長袖に腕を通した。裏の草むらには、小さな白く縁をピンクに染めた蔓花が絡まって風に揺られていた。愛らしく可愛い花なのだが、名前が可愛そうだ。「ママコノシリヌグイ」。どうしてこんな名前がつけられたんだろうか。蔓には下向きの棘があり、周囲の草に絡まって伸びる。三角形の葉の裏にも棘があり、尻を拭くには小さいし、こんな葉でしりの穴を吹いたら痛いだろうなと想像するだけでも尻穴が萎んでしまう。継子虐めの虐待の手段に使ったのだろうか。はたまた可愛そうな名前である。

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by arajin01 | 2013-08-25 21:46 | Trackback | Comments(0)

日除け

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『窓日除け天上の青部屋染めて』
省エネ対策として、窓辺にグリーカーテンをと、蔓性植物を這わせるのが流行りだ。我が家も、プランターに植えて、朝顔とミニトマトを這わせている。ミニトマトは、今を盛に毎日食卓を彩ってくれている。朝顔は、開花が遅い品種なのか今頃になって窓を覆ってくれた。ヘリンブルーとか天上の青とか言う品種だそうだが、部屋の中をブルーとグリーンの光で染めてくれる。パソコンに疲れた目には、優しい光となって目をいたわってくれるから嬉しい。来年は、苗木の本数をもっと増やそうと思う。「日除け」は本来夏七月の季語だが、熱波と残暑厳しいこの時期なら詠み込むのも許されるだろう。

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by arajin01 | 2013-08-24 23:50 | Trackback | Comments(0)

桔梗

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『汚濁の世変わらぬ姿白桔梗』
桔梗は九月の季語だそうだが、今を盛りと咲いていた。なんの手入れもしないが、毎年よく咲いてくれる。曇天の中で光を集めていて、あかるくなる。清々しさに心を奪われる、花姿である。

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by arajin01 | 2013-08-24 01:47 | Trackback | Comments(0)

臍の下

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『日没に感応するや臍の下』
日没が早くなり、外灯も日没に感応して点灯した。やっぱり秋なのだ。外灯の灯りも、胸の内に寂しさを灯す。話し相手を求めたくなってしまった。我が身も熱くたぎっていた。

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by arajin01 | 2013-08-22 22:53 | Trackback | Comments(0)

初嵐

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『初嵐今宵のねぐら決めかねる』
この二基の鉄塔には、毎日沢山の鴉が集結する。およそ二百羽近くになるだろうか。以前、一八〇羽ほど数えたら飛び立った。初嵐とは、秋に入って吹く強風のことだが、今日はそれほどの風ではないが、昼間の暑さを吹き飛ばしてくれた。鴉たちは、今宵はどこの松林で眠るのだろうか。
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by arajin01 | 2013-08-21 21:56 | Trackback | Comments(0)