涙雨

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霧雨のようなしとしとした小雨に、傘を差さずに歩いた。このような小振りの雨を「小糠雨」や「袖傘雨」や「涙雨」という。着物の袖を傘代わりにかざしたことから袖傘雨と呼ばれているが、着物を着なくなっても腕をかざして小走りに行く人を見かける。花の蕾に降り注いだ雨は、みるみる大粒の水球をつくる。水球は、周囲を映したとたん弾けて落ちた。陽射しが欲しいと泣く、花の涙の一滴よ。
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by arajin01 | 2009-07-06 21:31


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