薄暑

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ニュースを聞くと、ゴールデンウィークの全国を覆った高気圧はどこも夏日だったようだ。私の地域も熱い日々が続き七年毎の祭りも盛大だったようだ。臨時列車から降りる祭り帰りの人々は、祭りの後のけだるさに包まれていた。汗を流し、祭り半纏を脱いだ肌に浮かんだ静脈に、艶かしさを感じた。だが、私は農作業と山歩きと庭の手入れで静かな休日を過ごした。毎日心地好い汗を流し土と戯れ、普段使わない筋肉はどこも悲鳴を上げて痛む。狭庭の鬱金桜が気分を和ませてくれた。逆光に浮かぶ葉脈は、静脈のように仇っぽさを感じさせる。庭に出したままで冬越しさせた広葉樹の小盆栽は、どれも芽吹き寒さを乗り越えてくれたものよと安堵する休日だったのである。
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by arajin01 | 2010-05-05 22:22


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