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四苦八苦

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梅雨を彩る花は、何よりも紫陽花だ。毬に咲く花びらは七変化し、いつまでも愉しませてくれる。山辺に入ると、小紫陽花や額紫陽花が木下闇に、可憐な色をちりばめる。花を見つめていると、しばし浮世の苦悩を忘れさせてくれるものだ。しかし、悩み苦しみは、人間に与えられた特権でもあるわけだが、頭の隅に棲みつくとなかなか離れてはくれないものだ。「四苦八苦」という言葉を考え、数字に置き換えてしまった。四苦は四と九になり、八苦は八と九になる。これを乗算すると、四苦は(4×9=)36 になり、八苦は(8×9=)72になる。この36と72を足算すると、108になる。この百八つという数字は、実に意味深長な数字である。小さな花の集合体を見つめながら馬鹿なことを考えていると、煩悩も消え去っていった。
by arajin01 | 2008-06-19 21:08


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